韓経:【社説】世界経済まで停滞…韓国経済回復させられる時間は残り少ない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 12:56
経済協力開発機構(OECD)が数日前に発表した景気先行指数は総体的不振に陥った韓国経済の現住所を確認させてくれた。韓国の景気先行指数(CLI)は2017年3月に100.98でピークに達した後15カ月連続で下落中だ。1997年の通貨危機以降で最長期間の下落を続け99.22まで低くなった。生産、投資、消費などどれひとつまともにできていない状況のため当然の結果だろう。6~9カ月後を予測する指標である景気先行指数の長期下落は韓国経済を回復局面に戻すには非常な覚悟と手段が必要であることを雄弁に語る。
「先進国クラブ」OECDの発表で見逃してはならない指標はまだある。主要加盟国32カ国全体の景気先行指数が2年前後の上昇を終え下方反転したという事実だ。ドイツや日本などが今年に入り下落に転じた上に好況だった米国の先行指数まで3カ月連続で下落傾向だ。6月のOECD全体の景気先行指数は99.78で基準値の100を大きく下回ってはいない。下げ幅も大きい方ではない。だが世界的な景気拡張局面が今年10-12月期を前後して終わるというシグナルは明確に見える。