河野太郎新外相、慰安婦強制動員認めた河野洋平氏の息子…安倍首相の狙い?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.04 07:44
支持率が落ちた安倍晋三内閣の憲法改正日程が遅れることになった。安倍首相は3日、首相官邸で行った記者会見で「(改憲)スケジュールありきではない」とし「しっかり国会で議論し、党主導で進めてほしい」と述べた。私学スキャンダルについても謝罪した。安倍首相は「国民から大きな不信を招く結果となった。改めて深く反省し、国民の皆さまにおわび申し上げたい」と5秒ほど目を閉じて頭を下げた。
内閣支持率が20%台まで落ちた状況でも「2020年秋」を目標に改憲に拍車を加えてきたが、世論の反発で結局は従来の方針を修正したものとみられる。
安倍首相はこの日、19人の閣僚のうち14人を入れ替える大幅な内閣改造を断行した。外相には河野太郎元行政改革担当相(54)を抜てきした。1993年に軍慰安婦強制動員を認めて謝罪した河野談話の主役・河野洋平元官房長官の長男であり、次世代首相候補の一人だ。河野新外相は信念を持って発言することで有名だ。首相の靖国神社参拝を批判したり、脱原発政策に賛成して活動してきたのが代表的な例に挙げられる。韓国政界と親交がある穏健派だ。しかし共同通信によると、就任直後に「韓日慰安婦合意は着実に履行されるべき」と話すなど、対韓国政策基調には大きな変化がないとみられる。