韓国の雇用率20年来の最高水準、楽観できない理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.13 08:59
11日に黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行主宰で開かれた関係機関合同財政運用成果ワークショップ。厳しい環境の中でも良好な財政健全性を維持してきたという自評があふれた。この席で雇用労働部は雇用中心の国政運営を通じて15~64歳の雇用率が過去最高値である66.1%を記録したと説明した。15~64歳の雇用率に言及したのは経済協力開発機構(OECD)の比較基準であるためだ。
翌日の12日に統計庁が3月の雇用動向を出した。3月の就業者数は2626万7000人で前年同月比46万6000人増加した。2015年12月以降で最大幅の増加だ。就業者が増え15歳以上の雇用率(OECDと基準が異なる)は60.2%で前年同月比0.6ポイント上昇した。3月基準では1997年の60.2%以降20年ぶりの最高水準だ。全体の雇用率は65歳以上の人口も含む15歳以上の人口のうち就職した人の比率だ。