韓国で映画『君の名は。』がヒットした理由は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.24 11:18
新海誠監督(44)のアニメーション映画『君の名は。』が公開18日目の22日、累積観客数305万人を突破した。アニメと実写を含めて韓国で上映された日本映画のうち最高の記録だ。日本アニメーションの大家と呼ばれる宮崎駿氏(76)の『ハウルの動く城』(2004)の観客数301万人を13年ぶりに更新し、世代交代を知らせた。
これはアニメファンだけでなく投資家にもうれしい便りだ。観客数が300万人を超え、映画輸入会社メディアキャッスルが仲介会社ワディズを通じて進めたクラウドファンディングに投資した投資家が40%の収益を出したからだ。先月15日に5000万ウォン(約500万円)を目標に投資家募集を始めたメディアキャッスルは2億ウォンほど集まると、すぐに募集金額を3倍(1億5000万ウォン)に増やした。結局、わずか1時間ですべて売れるほど大きな関心を引いた。
『君の名は。』は輸入映画で初めてのクラウドファンディング事例だった。通常、映画ファンディングが制作初期に進行されるのとは違い、昨年夏に日本・台湾・中国などアジア5カ国で上映されてヒットした映画という点が投資のリスクを減らした。映画が制作された後に進行されるファンディングは配給およびマーケティング費用に主に使用される。メディアキャッスルのカン・サンウク代表は「映画自体に自信があったし、少額でも自分のお金を投資すればバイラル(噂)に積極的に取り組むのではという期待感から進行を決めた」と明らかにした。