<ワールドエッセー>中国人が水餃子を世界文化遺産に登録しようとする理由…

<ワールドエッセー>中国人が水餃子を世界文化遺産に登録しようとする理由…

2009年02月06日19時12分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   多くの中国人は江陵(カンルン)端午祭の話が出てくると表情が変わる。 韓国の重要無形文化財13号である江陵端午祭が2005年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が指定する「人類の口承及び無形遺産の傑作」に選ばれてから生じた現象だ。

  「中国の伝統文化遺産である端午節を韓国が強奪した」と興奮する中国人も少なくない。 祭事形式が骨格である江陵端午祭は中国の端午節とは異なるが、中国人が感じる誤解と被害意識は激しい。 このためか、最近、中国人の伝統文化に対する関心が過去とは比較にならないほど強まった。

  中国では春節(旧正月)前後から、水餃子をユネスコの非物質(無形)世界文化遺産に登録しようという動きが起きている。

  餃子の発源地だと名乗り出たのは河南省南陽市。 あるネットユーザーはインターネットに載せた提案書で「漢の時代、南陽で医聖といわれた張仲景が餃子を初めて作ったのは歴史的事実」と主張した。 東漢の名医だった張仲景が、寒い冬に耳が凍傷になった貧しい百姓を治療するために作ったのが餃子だという説明だ。 羊肉・唐辛子・漢方薬を煮た後、小麦粉で作った皮で包み、スープに入れて炊いたという記録があるという。

  三国志に登場する諸葛孔明が南蛮を征伐する際、河川の神に祭事をするために作ったという饅頭とは由来が違う。 中国には陰暦正月に水餃子を作って食べるという風習がある。 トック(雑煮)を作って食べる韓国とは違う。 春節の前後からこうした提案が登場し、多くのネットユーザーが同調した。 あるネットユーザーは「文化遺産に登録すれば、中国の文化を世界に知らせることができ、南陽市を広報するのにも役立つ」とコメントした。

  別のネットユーザーは「江陵端午祭を韓国人が先に登録したという前例がある。 今回も韓国が先に登録してしまえば、一歩遅れて後悔してもどうにもならない」とし、韓国へのけん制心理を表した。 「餃子のほか、麺、陰暦1月15日に中国人が食べる元宵、端午節に食べる粽子を、韓国が世界文化遺産に登録しようとしている」という声まで出ている。 自分たちの伝統料理を大切にしようという気持ちは分かるが、不必要な誤解が増幅されて韓中間の感情対立を招かないか懸念される。
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