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韓経:【寄稿】Kミュージックを魅力的な観光素材に育てよう

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.25 13:07
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「観光での稼ぎをあきらめた国、韓国」。筆者の目を引くのに十分なヘッドラインだった。4日付の韓国経済新聞の企画記事「観光コリア! このままではいけない」のA1面トップ記事の見出しだ。カンヌ・ニース・モナコを前に出す南フランスが、受け継いだ秀麗な遺産に安住せず絶えず新しい名所を作るために努力する姿勢は、なぜこの地域が世界屈指の観光地かを改めて感じさせた。

フランスだけではない。世界各国の主な都市と観光地は今でも新しい魅力の開発に取り組んでいる。新しい魅力を開発するには、どんなテーマを持ってどんなストーリーテリングをするかが常に重要な問題だが、最近は「音楽」が重要なテーマとして定着している。

エルビス・プレスリー、ビートルズとともに大衆音楽で商業的に最も成功したバンドと評価されるスウェーデン出身の男女4人組グループがABBAだ。毎年スウェーデンを訪問する多くの観光客がABBAの遺産を訪れ始めると、首都ストックホルムに2013年にABBA博物館がオープンしたが、毎年30万人が訪問する名所となった。

 
ABBAのような大物グローバルアーティストがいない近隣国も音楽を前面に出した新しい観光名所を作っている。ロスキレ音楽祭で有名なデンマークは、この祭りが開かれる地域からさほど遠くない場所に今年4月、大衆音楽をテーマとする博物館をオープンした。ノルウェーは2010年、アイスランドは2014年に自国の音楽を知らせる大衆音楽博物館をオープンした。

大衆音楽を活用した観光名所の開発は必ずしも博物館のように大型プロジェクトにこだわる必要がない。年初に亡くなった英国出身のロック歌手デヴィッド・ボウイが芸術的創作活動がピークだった当時に暮らした独ベルリンの家には、ベルリン市長が出席した中で8月に記念プレートが除幕された。世界エンターテインメントの中心の米ロサンゼルスにあるライブ音楽クラブ「レインボー(Rainbow)」は、生涯ここを愛して昨年末に死去した英国出身のロックバンド、モーターヘッド(Motorhead)のリーダーでありメタル音楽の先駆者のレミー・キルミスターを追悼するための銅像を2カ月前に公開した。英国出身アーティストを前に出してドイツと米国が音楽観光名所を開発したのだ。

音楽を観光資源の主要テーマとして活用する現象は、今月6-8日にソウルで開かれた国際ミュージックフェア「ミューコン2016」行事でも重要なトピックに浮上した。サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)という音楽祭で有名な米テキサス州オースティンとビートルズを生んだ英リバプールがどのように世界的な「ミュージックシティ(music city)」として浮上したかについての議論があり、ソウルは世界的なミュージックシティとしての可能性があるかという対話も続いた。

K-POPを中心にしたKミュージックの世界的な人気、訪韓観光客の増加などは間違いなく魅力的な素材と評価された。韓国近代史で米第8軍の舞台と事前検閲、禁止曲、民主化運動などは韓国だけの独特な大衆音楽環境を作り出し、これも他国では見られない魅力的なストーリーテリングになる可能性を十分に持っている。しかし文化的な接近より政府や地方自治体主導の政治的な接近を強調する韓国の音楽関連観光名所開発は懸念されるという指摘もある。「音楽を活用し、観光での稼ぎをあきらめた国、韓国」という残念な見出しの後続企画記事を見ることにならないことを願う。

チョ・ヒョンジン国民大特任教授

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