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「格付け下がっても…」 韓国都市銀行頭取、“強くて小さい銀行”づくりに覚悟(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.02 12:02
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「格付けが1~2段階落ちたからと貸出金利を上げるな。焦げ付いても責任は問わない」。

最近株主総会で再任された金翰(キム・ハン)全北(チョンブク)銀行頭取は2期目の任期を迎え1000人の従業員にこのようなメッセージを送った。「規模ではびりだが、中小企業・庶民には1等になろう」という趣旨だった。金頭取は1日、中央日報とのインタビューで「今後の全北銀行の核心顧客は格付け3~6等級の中小企業・中産層・庶民」とし、「彼らと苦痛を分担し信頼を積んで30年進む強くて小さい銀行を作る」と話した。インタビューは最近全北銀行が新しく建てたソウル・汝矣島(ヨイド)のJBビルで行われた。6月に全北銀行・JBウリィキャピタルの持ち株会社であるJB金融持ち株会社がここでスタートする。金頭取から任期2期目とJB金融持ち株会社のスタートを迎える覚悟を聞いた。

 
――なぜ貸出金利を上げないでくれとしたか。

「最近のような不景気に貸出金利を引き上げるのは中小企業や庶民には破産宣告と同じだ。彼らが生きてこそ私たちも暮らせる。貸付を十分にしなければならない。少ししか与えないのは与えないことにもおよばない。全北銀行はこの3年間に中小企業向け貸付を3倍以上(1兆4000億ウォン→4兆4000億ウォン)増やした」

――そのようにすれば不良化リスクが大きくなるはずだが。

「われわれだけのノウハウがあるので問題ない。徹底した地域密着営業を通じ顧客の内部事情を細かく把握することができる。ひとつの橋さえ渡ればどの家にスプーンがいくつあるかまで知ることができる。顧客のほとんどが全北住民や全北に縁故がある人たちだから可能なことだ。このような方法は格付けだけ見て貸付審査をするよりはるかにリスクが少ない」

――格付け3~6等級を核心顧客に定めた理由は。

「大手銀行を利用する時はまともな待遇を受けられないと不満を持つ人が多い。彼らに良い金融商品を提供し一生の顧客にしていく。この戦略が成功すれば全北銀行はさらにアップグレードできる。18の都市銀行のうち資産規模では最下位だが中身は最も丈夫な銀行となるのが目標だ」


「格付け下がっても…」 韓国都市銀行頭取、“強くて小さい銀玍”づくりに覚悟(2)

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