“為替ショック”が韓国金融市場を強打…問題は物価?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.23 08:54
‘為替ショック’がまた韓国金融市場を強打した。韓国ウォンは22日、前日に比べて対米ドルで29.9ウォン値下がりした1ドル=1179.8ウォンで取引を終えた。この4日間で67ウォンもウォン安ドル高が進んだ。1ドル=1170ウォン台は昨年9月8日以来およそ1年ぶりとなる。
これを受け、韓国銀行(韓銀)の悩みも深まった。金仲秀(キム・ジュンス)韓銀総裁は22日(現地時間)、米ワシントン韓米経済研究所が主催したフォーラムで、「韓国経済のマクロリスクは大きくない」と強調した。
金総裁は「韓国のデフォルト(債務不履行)リスクを表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムが最近上昇したが、新興国の平均より低く、外債満期延長率は100%以上にのぼるなど危険の兆候はない」と述べた。これに先立って開かれたワシントン特派員の懇談会でも「ウォン安がずっと続くとは考えにくい」という意見を出した。