<四川大地震>四川省一帯のダムに亀裂… “2次災害”の恐れ

<四川大地震>四川省一帯のダムに亀裂… “2次災害”の恐れ

2008年05月15日08時41分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  中国四川省で起きた大地震の余波で周辺ダムに亀裂が生じ、2次災害の可能性が心配されている。四川省も成都近隣の都江堰上流地域の紫坪ダムに14日、危険な亀裂が発生し、軍から2000人が緊急に派遣されたと、中国国営新華通信が報じた。

  水道行政を総括する水利部は、紫坪ダムに大きな問題が発生した場合、都江堰市全体が浸水する、と警告した。当局はこのような2次災難を防ぐために緊急指揮センターを設置し、紫坪ダムから下流に流す水の量を普段より50%増やし、水位を下げている。

  これに関連し、中国国務院傘下・マクロ政策担当部処の国家開発改革委員会はこの日、ホームページに今回の地震で391カ所のダムが破損したと、明らかにした。このうち2基は大型ダム、28基は中型ダム、残りは小型ダムという。水利部はダムをはじめ、水道施設の緊急補修のために周辺地域に技術者を派遣した。

  14日午後7時現在、中国政府が公式発表した死亡者は1万4866人。しかしCNNなど外国メディアは死亡者だけで約2万人にのぼると報じている。失踪者などを合わせると、人命被害は10万人を超える。

  「今後1、2カ月以内にマグニチュード(M)7程度の余震が2-3回以上発生する」という警告が相次いで出ている。ロシア地球物理研究所副処長は14日、「最初の地震がM7.9だったが、今でもM6程度の余震が続いている状況は理解しがたい。1週間以内にM7程度の余震が2-3回以上あるだろう」と警告したと、ロシア放送が報じた。

  中国地震センターの孫仕宏・首席予報員も「過去の事例を考慮すると、今後1、2カ月以内にブン川(ぶんせん)の西北120-130キロの地域で余震が発生する可能性が高い」と予測した。

  中国政府の被害者救助の努力は悪条件の中でも続いている。現在、2万人以上の軍人と警察救助隊が四川省西南部の地域で救助活動を行っている。新華社通信は14日、数千人の軍警救助隊が被害地域に追加派遣され、救助隊が現在の2倍以上に増えると、報じた。

  人民解放軍は生存者を支援するため、14日午後からヘリコプター7機を動員し、大地震発生地のブン川県など被害地域に9.1トンの救護物資を空から投下し始めた。

  北京オリンピック(五輪)組織委員会(BOCOG)は14日から祝賀イベントを簡素化し、イベントの際に地震犠牲者のために1分間の黙とうを捧げることにした。しかし、組織委員会は「6月15日に始まる四川省内の聖火リレーを当初の計画通りに行う」と明らかにした。

  四川省の周辺にある核施設(4、5カ所)は無事だと伝えられた。フランスの核監視団体「放射能保護および核安全のための機構」は13日(現地時間)、「まだ安心はできないが、地震の影響を受けた地域にある核施設から放射能が漏れる可能性は極めて少ない」と話した。一方、AP通信はこの日晩までに四川省で84人が救出されたと、報じた。
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