米国務長官「北朝鮮と直接対話する」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.02 08:03
レックス・ティラーソン米国務長官が初めて北朝鮮との直接対話接触を認めた。国連総会での暴言争いで最高に達した米朝間緊張が対話局面に転換されるかどうかに国際社会の関心が集まっている。
ティラーソン長官は先月30日、中国北京で習近平中国国家主席と会談した後、記者会見で「北朝鮮と2~3つの情報の疎通ラインを開けておいた。『ブラックアウト』のような暗たんとした状況ではない」と明らかにした。また「(北朝鮮の対話意志を)調査している。見守ってほしい」とし「我々は(北朝鮮に)『対話をしたいのか』と聞いている。我々は彼ら(北朝鮮)と(中国の仲裁でない)直接的に対話する」と強調した。
米政府の高位関係者が米朝間水面下で疎通ラインが動いていることを明示的に認め、公開したのは初めてだ。ドナルド・トランプ大統領が11月3~14日両日間、韓日中の歴訪を控えており、北核政局の転換の可能性を見せた象徴的な発言だと分析できる。ティラーソン長官は「全体的な状況は多少過熱している」とし「北朝鮮がミサイル発射をやめれば、状況が大幅に落ち着くだろう」ともした。習主席はティラーソン長官との面談で「中国はトランプ大統領の国賓訪問を非常に重視している。今回の訪問が成功的で特別な訪問になることができるように両国が協力しなければならない」としてトランプ大統領の訪中に期待を寄せている。