日本人の視線引きつける「小池劇場」(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.25 13:06
小池氏はキャスターとして積んだ名声を基に92年に参議院選挙で当選し、その後衆議院を経て当選8回の中堅政治家に成長した。2003年から2005年までは小泉純一郎内閣で環境相を務めたのに続き、2007年に安倍晋三内閣では日本史上初めて女性防衛相に任命された。勢いに乗る小池氏は翌年には自民党総裁選挙に立候補するなど政治的な野心も隠さなかった。しかし2012年の自民党総裁選挙で安倍首相ではなく石破茂幹事長を支持し小池氏は自民党の中心部から完全に押し出された。小池氏が7月の東京都知事選で自民党の公認を受けられず無所属で出馬した理由だ。
無所属で出馬した小池氏が自民党公認の増田寛也元総務相を破って当選し状況は反転した。世論の圧倒的支持を背にした小池氏は現在安倍首相の後に続く有力な次期首相候補に浮上している。政治評論家の鈴木哲夫氏は「東京都知事は一国の大統領に劣らない財源と権限を持ち、世界に自身の顔を知らせる東京五輪という機会も用意されている。小池氏は日本外交の『もうひとつの顔』としての地位を固めた後、国政に復帰して首相になることもすでに視野に入れているだろう」と分析した。
◇小池氏牽制のために早期総選挙検討も