企業・家庭は生き返るか…景気指標、小幅で反騰=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.01 11:36
憂慮の恐れがある指標はまだある。製造業の在庫だ。2月の全体産業生産が0.8%の小幅ではあるが回復の流れに乗るのに製造業を中心にした鉱工業生産が3.3%と大きく伸びた影響が大きかった。ところで共に製造業の在庫も2.1%増加した。いくら生産しても売ることができず在庫としてたまれば効果がない。
専門家たちはひとまず「景気下落スピードがだんだんなくなった」程度に評価する。金聖泰(キム・ソンテ)韓国開発研究院(KDI)研究委員は「一部指標が改善されたが投資や消費がむしろ減ったことから分かるように『景気の下降傾向が緩やかだった』という解釈が可能」としながら「企業や家計の心理回復も現在、景気下降の傾向を変えるほどではない」と分析した。