【旅行】日本の九州の陶磁器、名所探訪(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.27 16:52
◆歴史は回る-唐津の肥前名護屋城
肥前名護屋城は、朝鮮民族にとって恥辱の現場だ。豊臣秀吉(1536~98)が朝鮮を侵略するために建てた前線基地だ。城の中の面積だけで約1.65平方キロ(50万坪)で、城郭の周りは6キロに及ぶ。一時、城の内外に10万人以上が暮らしていたという。
しかし今は廃虚だ。秀吉に続いて覇権を手にした徳川家康(1543~1616)が城を完全に破壊した。万が一にも秀吉勢力の再結集を遮断するためであった。その後、城は400年以上放置されていた。その城跡を九州オルレ唐津コースが通る。城跡のあちこちに九州オルレの道しるべである「カンセ」(※済州オルレの象徴チョランマル(馬の一種)をかたどった手作りの人形)が置かれている。九州オルレに使われるカンセは済州オルレと同じような外見だった。財団法人済州オルレで製作して九州に送る。屈辱の場所に置かれた済州オルレの象徴は、妙な気持ちを呼び起こした。