【時視各角】船員たちが「脱出」を言わない理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.07 11:46
現在拘束され捜査を受けている船員15人はこの部分に対し具体的な説明をしないでいるという。せいぜい「海洋警察の救助船が来て手を振り、乗り移った。当時乗客のことは考えられなかった」という陳述だけという。私たちはまた疑問の前に立つ。彼らはなぜ沈黙を守っているのだろうか。事前謀議でもしたか、特別な信念体系を内面化しているのはでないか。
注目されるのは彼らとセウォル号運営会社の清海鎮(チョンヘジン)海運の連係性だ。その核心は1等航海士のカン氏だ。カン氏は過剰積載の事実を隠すためにバラスト水を減らした人物で、珍島交通管制センター(VTS)との交信で放送設備が使えるのに「放送が不可能な状態」と話した。沈没中のセウォル号と清海鎮海運の間でやりとりされた7回の通話のうち6回がカン氏だった。操舵室にいた彼は携帯電話を取りに寝室に行ってきたが生徒たちに何も言わなかった。