韓経:脱原発政策から1年で…韓国電力、上半期に8147億ウォン赤字の「衝撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 10:42
韓国最大の公企業である韓国電力が上半期に8000億ウォンを超える大規模赤字を出した。現政権になって推進した性急な脱原発が電力独占供給会社である韓国電力の健全性を根幹から揺さぶっているのではないかとの指摘が出る。韓国電力は上半期に連結財務諸表基準で8147億ウォンの営業損失を記録したと13日に公示した。前年同期には2兆3097億ウォンの利益を出したが今回赤字に転落した。上半期の赤字幅は2012年の2兆617億ウォン以降で最大だ。「予防点検」名目で発電単価が最も安い原発を大挙止めたことが主要な背景に挙げられ、脱原発議論に再び火がついている。
◇6年ぶりに3四半期連続赤字
韓国電力は4~6月期だけで6871億ウォンの赤字を出した。昨年10-12月期の1294億ウォン、今年1-3月期の1276億ウォンに続き3四半期連続損失を記録した。3四半期連続赤字は2011年10-12月期~2012年4-6月期から6年ぶりだ。2012年は日本の福島原発事故後に原発一斉点検に入ったことに加え、国際原油価格も1バレル当たり100ドル以上に急騰した時期だ。