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金正恩、「7日戦争」作戦計画を作成

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.08 07:48
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が韓半島(朝鮮半島)で戦争を7日以内に終える速戦即決式の作戦計画を新たに立てたと、匿名を求めた複数の軍消息筋が述べた。この作戦計画は韓国・米国が有事の際に備えて作成した「作戦計画5027」に似た一種の戦争遂行計画だ。特に金第1書記は、新しい作戦計画に基づく戦争の準備を2013年までに完了するよう1次指示を出し、準備が遅れると2014年に延長し、今年を統一大戦の年と宣言したと、軍当局者は伝えた。軍情報当局は北朝鮮の新しい作戦計画を最近脱北した北朝鮮軍の要人から入手し、これを受け、韓国軍も作戦計画を一部修正するなど対策を用意しているという。

別の政府当局者は「金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡直後の2011年12月30日に最高司令官となった金正恩が、2012年8月25日に元山で開かれた党中央軍事委員会拡大会議で『新作戦計画』を承認した」と述べた。続いて「当時の会議には金正恩を含む党中央軍事委の幹部全員と軍団長級以上が出席した」とし、「会議では軍(総参謀部)レベルで作った大きな枠の作戦計画を確定し、各軍団長がこれに基づく部隊別の細部作戦計画を立て、訓練を実施しろという金正恩の指示があった」と伝えた。

新作戦計画の骨子は、北朝鮮が奇襲南侵したり、局地戦が全面戦争に拡大する場合、米軍が本格介入できないように7日以内に韓国全域を占領するというものだ。韓国軍と在韓米軍の反撃で戦況が容易でない場合でも15日以内に戦争を終えるという内容だ。北朝鮮はこのため核やミサイル、ロケット砲、特殊戦要員などの非対称戦力を利用し、序盤に機先を制した後、通常戦力で戦争を終えるという手続きを定めたという。

 
金正恩は核・ミサイル使用を作戦計画に入れるよう指示し、核兵器の小型化を推進して米本土まで攻撃できる長距離ミサイルを開発することなども新しい作戦計画に基づくものだと、軍当局者は説明した。この当局者は「金正日時代に軍部隊を経済再建に投入したのとは違い、金正恩の執権後には大規模な軍事訓練を何度も実施し、軍事力を増強してきた」とし「2013年以降、金正恩は軍団級軍部隊を2、3回繰り返し訪問し、新しい作戦計画に基づく訓練状況を点検している」と話した。情報当局によると、金正恩は2013年に53回、昨年は73回も軍部隊を訪問している。

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