「盧前大統領、米国の要求を防いだと金正日に自慢」…韓国与党議員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.15 12:13
セヌリ党の鄭文憲(チョン・ムンホン)議員が14日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の07年南北首脳会談当時の発言内容を追加で暴露した。
鄭議員は記者会見で、「盧前大統領は軍事機密まで取り上げながら、『作戦計画5029で米国の要求を一部防いだ』と(金正日に)話した」と主張した。「作戦計画5029」とは、北朝鮮政権の崩壊、大量脱北事態などに対応して作成した在韓米軍の軍事計画。1999年に原案が準備された後、韓米両国はこれを作戦計画に格上げするかをめぐり協議したが、05年に韓国側が主権侵害の懸念を理由に協議を中断させた。盧前大統領は首脳会談当時、米国の軍事介入を懸念する金正日(キム・ジョンイル)に対し、これを自慢するように話したというのが、が鄭議員の主張だ。
また鄭議員は「盧前大統領は会談当時、『軽水炉は米国を抜いても必ず実現させなければならない。李鍾ソク(イ・ジョンソク、当時の統一部長官)が反対したが、私が報告書を作成させた』と話した」と伝えた。盧前大統領が米国との関係を全く考慮せず、軽水炉の建設を推進しようとしたという主張だ。