【グローバルアイ】欧州での韓流の快挙に安住してはならない理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.21 11:44
英国の植民地だった香港。ここでは毎年5月を前後して2カ月間にわたりフランス現代芸術祭が開かれている。今年で19年目を迎えた「ル・フレンチ・メイ(5月のフランス)」だ。アジアでは触れることが難しいフランスの現代芸術が39の公演・展示プログラムに細分され、文化大国フランスのイメージを見せている。春節(旧正月)が過ぎると香港市内と流動人口が多い地下鉄駅10駅の壁面はル・フレンチ・メイの広告で覆われる。
1993年に初めて開催されたル・フレンチ・メイは、フランス文化省と駐香港フランス総領事館、アリアンスフランセーズ(文化院)が主管する。オペラ・美術・写真・ポップアート・映画・マルチダンスなど多様な分野のフランス現代芸術家が総動員される。当初は6つのプログラムで始まったが、現在は39プログラムに増えた。香港で開かれる世界各国の文化行事として初めてのもので、フランス国外で開催された初の芸術祭だ。広東語・北京語・英語が公用語の香港だが、この行事の公演・展示場はフランス語で案内放送される。