<尊厳死判決>医療界・患者家族「賛成」…宗教界は意見分かれる
キム・ヒャンイさん(62、仮名)は昨年「3期の肺がん」と診断され、ソウルの某大学病院で闘病生活を始めた。だが病状は日増しに悪化した。今年9月からはこれ以上抗がん剤が効かなくなった。副作用で肺炎も発症した。医療スタッフは「末期」と診断した。
キムさんは集中治療室に移されてから3日後に人工呼吸器を装着した。キムさんは現在集中治療室で2カ月目を迎え、死を待っている。キムさんの息子は「そろそろ母が休めるようにしたいものの、人工呼吸器を外すことができず、家族が互いの表情だけうかがっている」と話した。医療スタッフも法的責任を懸念し、無意味な治療を続けている。