高齢者の暇つぶし場所に転落した三一節の聖地「タプコル公園」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 10:09
2001-02年には歴史的な意味が過度に付与された聖域化作業があった。実際にはサッカーワールドカップ(W杯)を控え、1990年代半ばから公園を占領してきた高齢者を追い出すのが目的だった。駆虫作戦のようだという声も聞かれた。
ベンチなど高齢者の憩いの場をなくした結果、聖域化前には一日2000-3000人だった高齢者の利用者数が急激に減った。現在タプコル公園の利用者は一日300-400人と推定される。しかし解放直後から公園の名物だった噺家までが消えた。建国大のシン・ドンフン教授によると、キム・ハンユ(死去)のような名前が知られた噺家には数百人の聴衆が集まった。自然発生的な芸能文化が消えたのだ。