韓国コルマー「歴史を知ることも企業責務」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 10:08
社会的企業を養成し、企業市民の役割をするところもある。2008年に設立された「ソプン(sopoong)」は創意的なアイデアで社会問題の解決に率先するソーシャルベンチャーを支援する投資会社だ。学校を中退した料理人を採用してレストランを運営する「カフェスロビー」、コーヒーかすでヒラタケを栽培する「コマ農夫」、エコファッションを作る「オルグドット」などに投資して成長をサポートしている。ソプンは投資金の回収も重要だが該当企業の社会的価値の実現に焦点を合わせるという立場だ。
このように韓国国内にも厳しい環境を乗り越えて公共問題の解決に取り組む企業市民が存在する。哲学を持って社会が直面しているイシューに積極的に参加する企業だ。しかし企業市民が生まれる社会的な土壌がないと指摘する声も多い。