前日の女子１５００メートルではシム・ソクヒ（２分３４秒４２３）、キム・アラン（２分３４秒７１７）、パク・スンヒ（２分３４秒８３８）が金・銀・銅メダルを独占した。５周を残してトップに出たシム・ソクヒは冷静な試合運びで最後まで先頭を譲らなかった。ソチ五輪１５００メートルで中国の周洋に終盤での逆転を許し銀メダルとなったシム・ソクヒは、「期待にこたえられず申し訳ない」とうなだれた。しかしシム・ソクヒは１カ月ぶりにチームメイトと表彰台に立ち明るく笑った。周洋は今回の大会に参加しなかった。

ソチ五輪で女子代表チームは金メダル２個、銀メダル１個、銅メダル２個と善戦したが、パク・スンヒの不運とシム・ソクヒの逆転負けは無念さを残した。だが、両選手はソチ五輪直後に開かれた世界選手権で金メダルを取り出し報賞された。

ソチでノーメダルに終わった男子代表チームもショックから徐々に抜け出す雰囲気だ。男子チーム最年少のパク・セヨンが１５日に１５００メートル決勝でロシアのビクトル・アン（韓国名アン・ヒョンス）を抜き銅メダルを取った。最後の１周を残し４位と後れを取っていたパク・セヨンは最終コーナーを回りながら絶妙にインコースに食い込みビクトル・アンを抜いた。パク・セヨンはカナダのチャールズ・ヘムリン、中国の韓天宇に続く３位に入った。

７年ぶりに世界選手権大会総合優勝を狙ったソチ五輪３冠王のビクトル・アンは１６日の５００メートル決勝でも４位に終わってメダル獲得はならなかった。




＜ショートトラック＞不運に泣いたソチ五輪、パク・スンヒが世界選手権얂金メダル取り返す（１）