「グローバル化は日本が牽引する」…安倍首相が世界経済フォーラムで宣言

「グローバル化は日本が牽引する」…安倍首相が世界経済フォーラムで宣言

2019年02月08日08時43分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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1月24日、スイス・ダボス会議で開かれた「ジャパン・ナイト」行事で舞台に立つ安倍首相(青い法被)と日本の政界・財界人。
  ◆安倍首相の英語演説、構成も内容も完ぺき

  1月24日夜、スーツの上に法被を羽織った安倍晋三首相が世界の政界・財界人の前で「乾杯」を叫んだ。舞台には三菱、住友三井、丸紅、トヨタ、リクルートなど50以上の日本企業の代表が一緒に立った。2019年世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)のパーティーのうち日本が主管した「ジャパン・ナイト(Japan Night)だ。

  世界経済フォーラムは毎年年初に各国の財界人、学者、政治家など世界経済リーダーが集まり、世界的な経済問題を討論する場だ。昼にはセミナーが、夜には各国・各企業が主催するパーティーが開かれる。

  安倍首相が24日晩に行った特別演説には、フォーラムに出席した国家元首の演説では最も多くの人が集まった。同じ場所で行われたドイツのメルケル首相の演説より2倍ほど多かった。

  観客だけが多かったのではない。メルケル首相がドイツ語で演説したのに対し、安倍首相はすべて英語で演説した。原稿を読むレベルではなかった。まさに「演説」だった。ビジョンと修辞、データを調和させた構成だった。

  ◆「グローバル化を日本が牽引する」宣言

  さらに驚いたのは内容だ。演説はグローバリズムマニフェスト(グローバル化宣言)そのものだった。「日本がグローバル化のリーダーになる」という宣言だ。安倍首相は日本がグローバル化をどのように追求しているか、また、今後どのようにグローバル化を率いるリーダーになるか、多角的に伝えた。これに込められたメッセージは次の通りだ。米国と中国が自国主義を強化する中、英国が欧州を脱退しようとする中、フランスが汎グローバル化の抵抗に直面した中、欧州の最後のグローバル化主義者メルケル首相が退場する中、日本がグローバル化を引っ張っていく--。

  経済的に内需市場を志向し、文化的に閉鎖的な社会の日本がこのような積極的なグローバル化メッセージを投じたことが意外だった。世界経済フォーラムの創立者クラウス・シュワブ教授は安倍首相の隣に座り、心強い友軍を得たように満足そうな表情を見せた。

  安倍首相は「日本に対する敗北主義は敗北した」(Defeatism about Japan is now defeated)という印象的なタイトルとともに、首相として在任した過去6年間の成果に言及した。高齢社会で活力を失った日本経済をどのように執権後「希望が牽引する経済」(hope driven economy)に変化させたかを説明した。

  特に女性の経済参加拡大、移民柔軟化、教育福祉という「新自由主義パッケージ3点セット」を強調した。高齢化を迎えた経済がグローバル化構造の中で生き残るために必要な新自由主義的な処方を、正答を読み上げるように語った。今年のトピックを「グローバル化4.0」とした世界経済フォーラムとコードを合わせる姿が印象的だった。

  続いて安倍首相は今年開催されるG20大阪サミットを宣伝した。このサミットを契機に日本がグローバル化を牽引していくというメッセージだった。さらに2020年東京オリンピック(五輪)と2025年大阪万博を自然な流れで広報した。グローバル化セールスの絶頂だった。グローバル化に対する肯定主義に満ちた演説は聴衆から大きな拍手を受けた。

  日本に対する大きな関心は安倍首相の演説だけで終わらなかった。同日午後、日本財務相とサントリーホールディングスなど主要企業の代表がパネルとして参加した「日本経済の展望」(Japanese Economy Outlook)セッションには大勢の人が集まり、講演会場の外に立って内容を聴く人も少なくなかった。このセッションはファイナンシャルタイムズが進行した。英ファイナンシャルタイムズは2015年に日本経済新聞に買収された。日本が主導するグローバル化の構想が見える感じだった。

  ◆安倍首相の日本は違う、注目すべき

  英米圏メディアは安倍首相の演説を興味深く扱ったが、韓国メディアは大きく扱わない雰囲気だ。私が現場で感じた雰囲気と韓国メディアの報道には大きな差があった。安倍首相の演説と日本のグローバル化の動きは韓国が注目すべき現象だ。

  韓国は中国の動きには過度に大きな関心を向ける。その関心には憧れまたは好意があるようだ。一方、日本の動きについては過度に関心が低く、しかも感情的な反感に終わるケースが多い。

  安倍首相以降の日本は以前とは違う日本になっていく姿が見える。もうアベノミクスは「正しいのかどうか」というレベルの議論から抜け出し、日本の動きを慎重に分析する必要がある。
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