習氏が話して正恩氏が書き留める姿を強調した中国中央テレビ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.10 16:01
北京人民大会堂北門映像に続いて、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が中朝国旗の前で硬い表情のまま握手する。中国中央テレビ(CCTV)放送が10日午前7時(現地時間)、約10分間報道した金委員長の3泊4日訪中日程映像の最初のシーンだ。10日午後3時ごろと予想される北朝鮮朝鮮中央放送の放送に先立ち、中央テレビのカメラが捉えた金委員長の3泊4日の日程の特徴を振り返った。
人民大会堂東大庁で開かれた中朝首脳会談の映像が報道の半分以上を占めた。特に、金委員長が習主席の発言を書き取る場面を意図的に強調した。倍席者は昨年3月の1回目の訪中とほぼ同じではあったが若干の変化が確認された。北朝鮮側は金委員長の左右に金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長と女性通訳者を挟んで李洙ヨン(イ・スヨン)国際部長が、金英哲(キム・ヨンチョル)の横に李容浩(イ・ヨンホ)外相が同席した。1回目と同様に、外交ラインだけを同席させた。中国側は王滬寧常務委員が習主席の横に同席し、楊潔チ中央外事工作委員会弁公室主任、丁薛祥中央弁公庁主任、王毅外交部長、宋涛中央対外連絡部長が同席した。1回目の会談に同席した黄坤明中央宣伝部長が抜けた。格を下げたと解釈される部分だ。
歓迎夕食会の部分も少し短く処理された。昨年3月は李克強首相、王岐山国家副主席が主席したことと比較すると、歓待水準は大きく下がった。外信が予想した金委員長の誕生日祝いの言及もケーキも見られなかった。中央テレビは金色の食器とワイングラスが置かれた夕食会のテーブルの金委員長、習主席夫妻と夕食会での挨拶場面だけを短く伝えた。続いて、公演前と記念撮影する場面が放送された。昨年3月は夕食会の挨拶の内容と会場倍席者の様子をひとつひとつクローズアップしたことと比べるとそっけない処理だ。金委員長の訪中が頻繁になり、中国の儀典も変化したものとみられている。