③息をひそめる政界＝目前に控えた地方選挙に関連して与野党ともに“低姿勢”の必要性を痛感したという。セヌリ党は核心支持基盤である大邱（テグ）・釜山（プサン）の状況まで心配しなければならない状況だ。劉承ミン（ユ・スンミン、大邱東乙）議員は最近、地方区に出馬した市・区議員、区庁長候補らに過去のような選挙運動をせずに、静かに１人で回りながら投票を訴えろとの注文を出した。劉議員は「野党の大邱市長候補である金富謙（キム・ブギョム）氏個人が持つ魅力にセウォル号惨事の反響がつながって緊張が解けない」と伝えた。セヌリ党ソ・ヨンギョ（釜山）議員も「釜山は概して選挙に無関心な雰囲気だが、発火点によっては選挙がどうなるか分からない」といった話をした。

親朴系のセヌリ党イ・ハクジェ〔仁川西区（インチョン・ソグ）－江華（カンファ）甲〕議員は「これまでの誤った慣行をなくす機会になるよう責任を痛感するという次元から、大幅に刷新できる象徴的な改閣にならなければならないという世論が多かった」と紹介した。

それでも野党の状況が良いわけではない。新政治連合オ・ジェセ（忠清北道清州）議員は「あまりにも政界に失望して、与党が誤れば『野党でもうまくやって』という雰囲気まで消えてしまった」と伝えた。ソル・フン（京畿道富川乙）議員も「簡単に消えないほど国民の怒りが大きく、与党に不利なことは間違いないが、私たちにうまく作用するかは分からない」と話した。


＜韓国旅客船沈没＞「国民は怒り超えて無気力に…のり巻きも売れない」（１）

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故