具本茂（ク・ボンム）ＬＧ会長（６７）は「決然たる覚悟で最後まで挑戦しなければならない。今とは確実に変わる必要がある」と悲壮感を表した。具会長は「今年、先進市場の消費委縮が直接的な脅威として迫り、ＩＴ産業はどの分野よりも速い変化と激しい競争に直面している」と警告した。昨年のＬＧグループの成果については「一部の事業は徹底した準備で顧客に認められたが、全体的には残念な部分が多い時期」と評価した。「今年は決然たる覚悟で必ずやるべきことに集中し、成果を出し、事業別に明確に方向を定め、差別的な顧客価値をつくり出さなければならない」と述べた。

辛格浩（シン・ギョクホ）ロッテグループ総括会長（９０）は「危機の中で訪ねてくる機会をつかめるように一歩一歩前進してほしい」と注文した。また「不確かな状況であるほど経営効率を上げて、核心事業の体質を強化しなければならない」とし「核心的な力を土台に、この時期を賢く乗り切れば、新しい機会が待っているだろう」と説明した。

鄭俊陽（チョン・ジュンヤン）ポスコ会長（６４）は「今年の壬辰年は壬辰倭乱（文禄・慶長の役）当時の世相と似ているといっても過言でないほど対内外的に危機感が広がっている」と述べたうえで、「世界のライバル企業との営業利益率の差を現在より２％以上さらに広げる」という目標を提示した。

玄貞恩（ヒョン・ジョンウン）現代グループ会長（５７）は「現代グループは単純な利潤追求を越え、韓国経済の発展を率いて、南北間の疎通の窓を開いた誇らしい歴史を持つ企業」とし「対北朝鮮事業は困難にぶつかっているが、南北和解と統一の礎石を築く歴史的使命」と強調した。


サムスン電子会長「これからは企業群との競争」…投資増額に意欲（１）