洛東江(ナクトンガン、521.5キロメートル)を水源とする水道水から、またもや人体に有害な化学物質が検出された。
▽化学工場▽液晶表示ディスプレー(LCD)を製造する工場--などが排出する過塩素酸塩(perchlorate)という物質だ。
91年以降、洛東江を水源とする水道水が問題化したのは、今回で7回目となる。今年1月にも発がん物質とされる1、4-ジオキサンにより、取水が中断された。洛東江の水は、大邱(テグ)・釜山(プサン)など嶺南(ヨンナム、慶尚道)全域の住民およそ600万人が飲料水に使用する。