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“音楽狂”小泉元首相が『音楽遍歴』を出版

2008.05.12 12:07
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小泉純一郎元首相(写真)が自分の音楽人生50年とクラシック、オペラ、ミュージカルなどについて専門家並みの解説と感想を書いた音楽評論書を自ら書いて出版した。

 
日本経済新聞出版社が“日経プレミアムシリーズ1号”として企画し、8日に出版した200ページにわたる文庫版『音楽遍歴』だ。小泉氏は忙しい政治生活の中でも有名な音楽会を鑑賞し、著名なクラシックの作曲家の出生地や墓地を訪ねるほどの音楽狂だ。米国のロック音楽のスーパースターであったエルビス・プレスリーが好きで、自ら解説を書いたCDを出したこともある。

小泉氏には息子が3人いるが、約20年前に離婚してから現在に至るまで独身だ。小泉氏は無鉄砲な発言で政界では“変人”“一匹狼”というあだ名も付けられた。このような小泉氏にとって、唯一の楽しみであり、支えは音楽だったという。小泉氏は『音楽遍歴』で自分の博識な音楽知識、音楽と政治哲学も披露している。政治家としばしばカラオケに行くというエピソードも公開している。

小泉氏は01年5月から5年5カ月間にわたり政権を握った。小泉氏は「私から音楽を奪ったら、私の人生はありえない」とし、自分の音楽の世界をひも解いていく。小泉氏が初めて音楽とかかわりを持ったのは、中学校に入学したときだった。小泉氏は「学校に入学したところ、小学校時代の先生が音楽の先生として来ていた。学生のオーケストラ団をつくろうとしていた先生からバイオリンを勧められた」と述べている。小泉氏はこのときからバイオリンを始めた。

初めて演奏した曲はモーツァルトの『おもちゃの交響曲』だった。ところが突然、バイオリンの演奏を止める。小泉氏は「当時、有名なバイオリニストの演奏を聴いたとき、自分の実力がどれほど下手なのかが分かり、絶対に音楽では成功できないと判断したため」と打ち明ける。それでも「バイオリンは面白いので高校時代までは少しずつだが毎日弾いていた」と話している。

バイオリン演奏家の夢をあきらめた小泉氏は、音楽鑑賞をする側に転じた。ラジオから流れてくるメンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲』を偶然耳にし、レコード店に駆けつけ、初めてLPを買った。当時、ソニーミュージック・インターナショナルから出されたこのレコードを今でも大事に持っているという。そのときから、モーツァルト、ワーグナー、ビバルディ、ヴェルディ、シベリウス、シューマン、ショパン、チャイコフスキー、バッハ、シューベルト、ラフマニノフなど、伝説的なクラシック作曲家の名曲を聴きあさった。

小泉氏は「彼らの代表作品はレコードがボロボロになるまで繰り返し聴いていた。そうしているうちに、曲のある部分が少し流れただけでも、誰の、どの曲なのか分かるようになった」という。また「バイオリニストではイタリア出身の天才演奏者で作曲もする、パガニーニの大ファン。パガニーニの『ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ホ長調』を初めて聞いたときは、本当にバイオリンの音色なのかと思った」と述べている。

首相在職の当時、ドイツを訪問した際、オペラ『タンホイザー』を5時間かけて鑑賞し、“音楽外交”を展開した小泉氏は、オペラにも造詣が深い。小泉氏は「オペラは愛だ。そこには嫉妬も、憎しみも、死もある。権力も愛の前でははかない」とし、ヴェルディの『ドン・カルロ』を推薦した。また「ワーグナーの『ローエングリン』を聴くと、人生にはたずねない方が良いときもあるということが分かる」とも述べている。

小泉氏は政治について「時々、首相をオーケストラの指揮者に例えるが、正しくない」という立場を取っている。

「オーケストラ団員は指揮者に従うが、首相は野党をはじめとする反対勢力と戦うので、全く違う職業」というものだ。

実際に小泉氏の音楽と政治の目指すところは違う。小泉氏はクラシックの中でも協奏曲が好きだと述べているが、首相在任中、国内では改革、アジアでは歴史認識から“不協和音”を奏でた。

国内では日本の旧態政治を改革すると、果敢に構造改革を推進した。郵政省を民営化した際には、自民党内でも反発が多く、衆議院を解散した。このときの小泉を培ったものは、やはり音楽だった。小泉氏は「困難にぶち当たるとミュージカル『ラ・マンチャの男』の主題曲を聴きながら、自分を励ました」と述べている。「ドン・キホーテのテーマ『見果てぬ夢』を口ずさんだ。“夢は実りがたく、敵はあまたなりとも、胸に悲しみを秘めて、我は勇みて行かん”」と。

小泉氏は「首相という職業は辛い。常に多くの敵と戦わなければならない」とし、首相という職に再び挑む意志がないことを間接的に示唆した。

小泉氏は音楽鑑賞方法について「自分が好きな方法で楽しむこと」とし、50年間かけて体得した鑑賞のコツまで紹介している。それとともに小泉氏は自分の葬式では、イタリア出身の映画音楽家モリコーネの映画音楽を流してほしいと話している。

本の最後に「首相の職責から解放された。今は多くの敵と戦う必要がなくなった。今後、これまで、心に秘めてきた名曲や新しい名曲を探し、音楽遍歴の旅行に旅立ってみようと思う」と、音楽への愛情を表現した。

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