「金龍善教授の論文、vCJDとは異なる疾病扱ったもの」
「韓国人が遺伝的に“変異型クロイツフェルト・ヤコブ病”(vCJD、いわゆる人間狂牛病)に感染しやすい」という論難の発端となった翰林(ハンリム)大学の金龍善(キム・ヨンソン)教授の論文は、vCJDとは異なる疾病を扱った論文だという見方が出ている。
韓国科学技術研究院(KIST)の申喜燮(シン・ヒソプ)神経科学センター長(国家科学者)は8日、研究所で行われた記者懇談会で「金教授の論文は、人間狂牛病と呼ばれる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するものではなく、これまで感染ルートが明らかに解明されていない散発性クロイツフェルト・ヤコブ病(sCJD)に関するものだ」と述べた。韓国人がvCJDに感染しやすいかどうかを扱ったものではないということだ。