両親「子どもの名前を聞くだけでも胸が押しつぶされそうなのに…」
ヘジン・イェスルの名前は使わないことに

法務部は１８日「性暴行犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律」改正案を立法予告（法律の制定・改正または廃止時に、あらかじめその内容を国民に知らせる制度）し、仮称「ヘジン・イェスル法」と発表した。京畿道安養（キョンギド・アニャン）小学生殺害事件の被害者である２人の女児の名前をとったものだ。その後、マスコミも“ヘジン・イェスル法”の通称を使用していた。

故イ・ヘジンちゃんの母親は２８日「改正が進められている性的暴行犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律”に、犠牲になった子どもの名前を使用しないでほしい」と訴えた。母親はこの日、安養市庁で性犯罪者関連法の改正を促す記者会見に出席し「犧牲になった子どもたちの名前が話題になるたびに、両親の心がどれほどつらいか察してほしい」と述べた。母親は「政界とマスコミで改正法令を俗称“ヘジン・イェスル法”と呼ぶことに反対する」とし「子どもたちの犠牲をきっかけにこの国でこのような事件が再発しないように強力な法改正が必要だ」と強調した。これに対して法務部は、この日、改正案にヘジンちゃん、イェスルちゃんの名前を使用しないことを決めた。