貿易収支が通貨危機以来初めて５カ月連続の赤字となる見通しだ。

知識経済部と関税庁によると、４月１－２０日の輸出は２１５億７０３９万ドル、輸入は２５５億７７３６万ドルで、貿易収支は４０億６９６万ドルの赤字を記録した。

貿易収支赤字は昨年１２月から４カ月連続で続いている。 ４月も赤字を記録した場合、通貨危機直前の９７年５月以来初めて５カ月連続の赤字となる。

今年に入って韓国の輸出は１２１０億７４７９万ドル、輸入は１３１０億２５２４万ドルと、輸入が輸出を９９億５０５４万ドル上回っている。

最近のウォン安にもかかわらず貿易収支赤字が増えたのは、輸出に比べて輸入が急速に増えているからだ。 特に原油・鉄鉱石など主要原資材価格が大幅に上昇したことで、輸入も増えている。

今年１－３月の原資材輸入額（６３７億９００万ドル）は前年同期比３９．２％増、原油輸入額（２０３億１８００万ドル）は５９．７％増となっている。

政府は月別貿易収支赤字が続いていることを受け、当初‘１３０億ドルの黒字’としていた今年貿易収支目標値を達成するのは難しいと判断、目標値を下方修正する計画という。