小学校6年生と中学校3年生の子供をもつ日本の保護者たちは22日午前中、そわそわ、はらはらさせられた。昨年、43年ぶりに復活した全国学力テストが今年も実施され、この日、全国で232万人の子供が競争の舞台に立たなければならなかったからだ。“試験ストレス”を知らずに気楽に過ごしてきた親たちには、少なくない緊張感だった。
日本の文部科学省は「泥棒に入られてから縄をなう心情」でこの試験を復活させた。試験は勉強する雰囲気を作り、学校間の競争を起こして公教育を正常化させようとする目的で復活させたが、ゆとり教育の対価を多く支払っているということに気づき始めた。公教育が行き届かなくなり、足りない学習量を満たすための目的もあったが、子供たちは全国学力テストが復活すると、試験の勉強のため、多くが塾に通い始めたことがわかった。