在韓米軍基地移転費用分担問題が韓米間の争点に浮上している。 韓国が提供する防衛費分担金を米国が米第2師団の平沢(ピョンテク)基地移転費用として使用するためだ。 バーウェル・ベル在韓米軍司令官に続き、ウォルター・シャープ次期司令官も米議会聴聞会でこうした立場を再確認した。 しかし政府はこれについて何の説明もしていない。
竜山(ヨンサン)米軍基地と第2師団の移転費用は、移転を希望する側が負担するという原則に基づき、竜山基地は韓国が、第2師団は米国がそれぞれ分担することで合意された。 韓国は5兆6000億ウォン、米国は4兆5000億ウォンを負担するというのが、政府の説明だった。 しかし米国が‘防衛費転用カード’を取り出したことで、状況が急変することになったのだ。