<NYフィル平壌公演に隠されたコード>③北朝鮮にブルジョア時代開幕曲を響かせる
◇平壌に響いた自由都市ブルジョア時代開幕曲=東平壌劇場公演の翌日の28日、ニューヨーク・フィルは朝鮮国立交響楽団とメンデルスゾーンの舷楽8重奏曲を演奏した。 ドイツの‘帝国自由都市’ハンブルクのユダヤ人の家庭に生まれたメンデルスゾーン(1809-1847)は、いわば‘資本主義の、資本主義による、資本主義のための’ブルジョア作曲家だった。 父アブラハムは裕福な銀行家であり、祖父モーゼは当代の有名な啓蒙主義哲学者だった。
彼は‘幸運児’を意味する‘フェリックス’という名前にふさわしい幸福な一生を送った。 豊かな財力を基礎に自分の音楽を演奏する専属楽団を保有したほどだ。 彼ほど裕福に音楽に取り組んだ人はいないと言われるほど、恵まれた条件で音楽活動をした。 その彼の人生は旋律からそのまま感じられる。