日本の農薬ギョーザ問題が中国側の責任にあるという方向で落ち着きつつある。日本の警察が問題のギョーザから中国でしか使われない農薬成分を検出したからだ。米国では血液凝固防止剤を服用した4人が死亡した。この血液凝固防止剤の原料は中国の無許可工場で作ったことが明らかになった。パナマ政府も中国産風邪薬を服用した115人が死亡したという報告書を発表した。問題の風邪薬には不凍液に使われる毒物が含まれていたものと調査でわかった。
もう中国産不良品の安全地帯はない。米国五輪委員会は、北京五輪の際の選手たちの食料などを直接空輸することにした。中国現地に流通する鶏肉から五輪禁止物質であるステロイド成分が過多に検出されたからだ。昨年は中国の食品・薬品安全を担当する最高位官吏がわいろ授受で死刑宣告を受けた。全世界が中国産有害製品に戦々恐々としている。最近は「チャイナプロブレム(China problem)」や「チャイナフリー(China free)」などという新造語ができるほどだ。前者が「信じられない中国商品」を指せば、後者は初めから中国産製品を扱わないという店を示す。