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脱北者が初めて国会議員選に挑戦

2008.02.05 13:51
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脱北者が初めて国会議員選挙に挑戦する。8年前に北朝鮮を脱出し、韓国に亡命したユン・スンギル(39、写真)氏は、4日「ハンナラ党の予備候補(ソウル江西・乙)として先月30日、中央選挙管理委員会に第18代国会議員・予備候補登録を済ませた」と明らかにした。

 
同氏は「国民に、迅速に統一に備えるべきだというメッセージを伝えるため出馬を決心した」と語った。続いて「北朝鮮に住んでいたころから政治家を夢見ていた。その夢を実現するため北朝鮮を脱出、韓国入りした」とし「国会に入れば統一外交通商委員会で南北(韓国・北朝鮮)経済協力と脱北者への支援に努めたい」と意気込んだ。

初の脱北者出身国会議員になれば、▽脱北者定着支援法の見直し▽南北平和地帯法の制定--などを進めるという。ユン氏は、北朝鮮から脱出した人々を「脱北者」ではなく、「統一人」と呼んでほしい、と注文する。

また「韓国に定着した統一人がおよそ1万人。それらを代表する国会議員が登場して当然」とし「48年に韓国の初代国会は統一に備えて、北朝鮮地域にあたる100席を空席に残した。18代国会では必ず北朝鮮出身者が選出され、北朝鮮住民を代表しなければならない」と強調。とりわけ「ハンナラ党の公認で脱落すれば、離党の後、無所属としてでも出馬する」と、強い意志を示した。

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