ＮＨＮが運営する検索ポータルサイト「ネイバー」（ＮＡＶＥＲ）が２１日から無料ワクチン‘ＰＣクリーン’サービスを開始する。また、早ければ４月からＰＣクリーンにアン･チョルス研究所のワクチンエンジンを搭載する予定だ。

ＮＨＮとアン･チョルス研究所は１５日、こうした内容の了解覚書を交わした。

ネイバーは昨年９月、ロシアのセキュリティー業者カスペルスキーのワクチンエンジンを利用したＰＣクリーンサービスを開始する計画だった。しかしアン･チョルス研究所が「リアルタイムＰＣ監視機能までが含まれているワクチンを無料提供すれば、国内セキュリティー市場がダメージを受ける」と反発したことで、実施を見送っていた。

約４月ぶりに両社が合意し、ＮＨＮはＰＣクリーンにカスペルスキーのエンジンのほかにアン･チョルス研究所のエンジンも追加で搭載することになった。

利用者は自分のＰＣ環境に適したものを２つのエンジンから選び、無料でダウンロードすればよい。

セキュリティー業界の関係者は「アン･チョルス研究所が態度を変えた理由として、ＮＨＮからワクチンエンジンの使用料を受け取ることになったうえ、ポータルで無料リアルタイム監視システムを導入するのが世界的な傾向となっているため」と説明した。

国内でも昨年１０月からヤフーコリアがリアルタイム無料ワクチンサービスを行っている。