百済の寺である忠南扶余の王興寺から出た国内最古の舎利器(左)。左から黄金舎利瓶とこれを入れた銀製舎利外瓶、青銅舍利箱。舍利箱本体には「丁酉年二月/十五日百済/王昌為亡王/子立刹本舍/利二枚葬時/神化為三」という銘文が刻まれている。「丁酉年2月15日、百済王昌(威徳王)が亡くなった王子のために寺を建て、本来の舎利2体を埋めたとき、神の調和で3つとなった」と解釈される。(文化財庁提供)