大学生１０人に１人以上が、南北（韓国・北朝鮮）統一の必要がない、と考えていることが調査により分かった。

韓国大学新聞が１４日、創刊第１９周年を記念し、ソウル大・延世大・高麗大（ヨンセ・コリョ）など全国２０校の大学生総２０００人を対象に、意識調査を行なったところ、南北統一について「統一の必要がない」という回答が１０．８％、「決して統一してはならない」との回答が１．３％だった。

「スピードを調整しつつ進めるべき」との意見が５２．８％で最も多く、「統一しても、あえて急ぐ必要がない」が２６％、「なるべく早期に実現すべき」は９．１％にすぎなかった。大学生らはまた、韓国社会の対立を深める要素には「富裕層・貧民層の格差」（４５．２％）と答えており、解決が最も急がれる問題にも「格差問題の解消」（３０．７％）を選んだ。

余暇の時間には、映画観覧（２１％）、読書（１６．１％）、テレビ視聴（１２．４％）よりも、ネットサーフィン（２４．２％）をするという学生がさらに多く、一月に本を１冊も読まないという大学生も全体の１１．５％にのぼった。また、８．８％の学生が「整形をしたことがある」、１５．４％が「今後整形の計画がある」と答えた。性経験については３４．７％が「経験がある」、結婚前の性経験については１２．１％だけが「絶対にダメ」と答え、「開放された性意識」を示した。