アフガニスタンの韓国人拉致(らち)事件で、韓国政府側が、アフガンの反政府勢力タリバンとの電話交渉で「収監中のメンバー釈放、という要求に応えられない」という立場を表明していたことが分かった。朝日新聞が5日に報じた。
同紙は、地元ガズニ州のタリバン関係者が自社に明らかにしたものとして伝えた。朝日新聞によると、韓国側は3日の電話交渉で「我々は力不足。あなた方の要求に応えられない」とタリバン側に伝えたという。タリバン側は、人質釈放の条件として受刑者の釈放に強く固執、韓国側に対し、米政府が釈放に同意するよう働きかけを求めてきた。