米国務省は14日(現地時間)に声明を発表し、北朝鮮のすべての核計画の申告と、現在ある各施設を使用不能にする無能力化などの「次の段階の措置」の早期履行に向けて、作業が加速化することに期待感を示した。また「北朝鮮から、寧辺(ニョンビョン)核施設の稼働を停止した、との通報を受けた。これを歓迎する」とした。
続いて、北朝鮮が軍事会談を提案したことに関しては非核化を強調し、これと言った反応を見せなかったものの、「北朝鮮が6カ国協議で提案すれば協議できる機会はあるだろう」と余韻を残した。米紙ニューヨークタイムズは15日「イラクから米軍を撤退させるべきと言われているなか、イランの核問題など難関に直面しているブッシュ政府が、北朝鮮が核施設稼働停止を発表することにより、まれな外交的勝利を収めた」と報じた。