北朝鮮軍の総参謀長が先月に変わった。金永春(キム・ヨンチュン)次帥が退き、金格植(キム・ギョクシク、67)大将が抜てきされた。総参謀長は韓国の合同参謀議長にあたる。北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の軍令を執行する。趙明禄(チョ・ミョンロク)総政治局長、金鎰喆(キム・イルチョル)人民武力部長とともに北朝鮮軍の「ビック3」だ。
金正日委員長が「格植さんと私の間には格式ばることがない」と語ったこともあるという。同氏は4月25日に行なわれた軍創建第75周年閲兵式典を報告し、同日、終始金正日委員長に密着随行した。新しい主要人物の登場だ。67歳の金格植は軍部では若いほうだ。同氏を任命したのは、軍部の世代交代を象徴する。すでに、一線の軍団長・師団長の年齢は大きく下がっているという。