コ・サン（３０、三星総合技術院研究員、男）さんとイ・ソヨン（２８、ＫＡＩＳＴ博士課程、女）さんが韓国人宇宙飛行士最終候補に決まった。

韓国航空宇宙研究院は宇宙飛行士候補公募に応募した３万６２０６人のうちの２人を宇宙飛行士最終候補に選定したと２５日、発表した。競争率が１万８０００対１を超えたことになる。このうちの１人が２００８年４月ごろ、ソユース号に乗って国際宇宙ステーションに向かう。韓国人初の宇宙飛行士の席をめぐり、男女対決が争われることになった。

コさんはソウル大学数学科を卒業し、三星総合技術院でコンピュータービジョンと人工知能を研究している。イさんはＫＡＩＳＴ機械科を卒業した。２人は来年１月初め、現職を休職し、韓国航空宇宙研究院特別職として採用される。また専用車両のほか、マネジャーがつくことになる。

２人は来年３月から１年間、ロシアガガーリン宇宙飛行士訓練センターで宇宙適応と科学実験などの訓練を受ける。宇宙での期間は打ち上げから帰還まで１０日だ。２人のうち１人が宇宙ステーションに到着すれば韓国は世界３５番目の宇宙飛行士輩出国となる。