韓国人初の宇宙飛行士候補2人が1万8千対1の熾烈な競争を繰り抜けて選発された。彼らのうちの1人が最終的に2008年4月、ロシア宇宙往復船ソユースに乗り、宇宙で10日間、18種の科学実験をすることになる。これは大韓民国の宇宙開拓史に残る事件として記録されるだろう。
1961年、旧ソ連で初の宇宙飛行士が誕生して以来45年間、34カ国から456人の宇宙飛行士がは輩出された。日本は6人、中国は3人の宇宙飛行士を誕生させたほか、モンゴル、ベトナム、キューバなどでも宇宙飛行士が誕生している。世界10位圏の経済大国である韓国としては少々遅れた感がある。「宇宙を征服する国家が21世紀を征服する」という言葉があるほど、宇宙は米国、ロシアなど強大国たちの争いの場となっている。