中国吉林省長春市では現在、小泉純一郎前日本首相の名前と同じ発音のトイレットペーパーが売れている。

トイレットペーパーのブランド名「シャオチュアンイラン」は、小泉純一郎氏の中国語発音「シャオチュンイラン」に似ている。中国の「ｏｎ報」が８日報じた。メーカー側は「元々は中国の有名な名勝古跡の名前から取ったブランド名（シャオチュアン）で、そのように名付けてから同商品が有名になりはじめた」とし「有名税を長く持続させるため後ろに『イラン』を付け加えたら、『シャオチュンイラン』に似た発音になった」と説明した。

メーカー側によると、昨年３月「シャオチュアンイラン」という商標は中国工商局に商標登録を申請した状況。商標登録代行会社関係者は「中国の商標法では、登録申請された商標が社会・道徳的に物議、損害を与えなければ、商標登録が可能であることから、この商標は商標法に違反しない」とした。

ｏｎ報によると、現在市中で流通中の「シャオチュアンイラン」について、市民らの間では「トイレットペーパーの商品名が独特で覚えやすい」、「一国を代表する首相の名前に発音が似ていて気になる」などの多様な反応がある模様だ。