黄禹錫（ファン・ウソック) ソウル大教授チームの‘卵子売買’論議が続くなか、黄教授の論文を掲載した米国の科学専門誌「サイエンス」が、論文を取り消す意向がないことを明らかにした。

ワシントンポスト紙によると、サイエンス誌のドナルド・ケネディ編集長は２１日、「卵子売買を否認してきた主張が偽りであることが明らかになった場合、訂正報道を出す」と明らかにした。

同紙は、黄教授研究に参加した盧聖一（ノ・ソンイル）ミズメディ病院理事長の‘卵子売買’発言を伝えながら、ケネディ編集長の話を引用してこのように明らかにした。

ケネディ編集長は、盧理事長が説明した科学的研究方法が無効であることを示唆するいかなる情報も持っていないという点を強調し、黄教授チームの論文を取り消す措置は取られないはずだと述べたと、同紙は伝えた。

黄教授チームは当初、サイエンスに論文を提出しながら「自発的寄贈で研究用卵子を確保した」と明らかにしていた。