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北がアリラン観覧を要求、孫知事が訪朝取消へ

2005.10.07 18:09
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北朝鮮・労働党創建60周年を記念する行事、アリラン祝典を観覧するための大規模な訪朝団をめぐって議論が広がっているなか、京畿道(キョンギド)の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)知事が予定されていた訪朝日程を取り消した。

孫知事は10月初め、南北(韓国・北朝鮮)稲作モデル農場で刈り入れをするため、平壌(ピョンヤン)入りする予定だった。だが、北朝鮮当局が孫知事に、訪朝の際、アリラン祝典を観覧するよう強力に求めたのを受け、日程を取消したもの。京畿道のイ・スウォン広報官は「北朝鮮当局は孫知事の日程を協議する際、1泊2日の日程で訪問し、アリラン祝典を観覧するよう強く求めた」と伝えた。

 
イ広報官は「孫知事の日程上、1泊2日は不可能で日帰りにするとの立場を伝えた」とし「そうすると北朝鮮当局は、日帰りでも祝典を観覧し、午後11時に帰国するようにと繰り返し要求した」と説明した。取消の背景について孫知事は「南北経済共同体の建設のため、南北協力は続くべき」と前置きにした後「だが、北朝鮮当局が体制宣伝のために作った祝典を観覧させようとし、政治的な目的に利用しようとしている点が明白で、日程を取り消した」と話した。



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