「日本全部をくれるとしても、金では解決できない。日本政府からの真なる謝罪表明、それによる賠償があるべきだ」。「日本に良心があるなら、韓国に(慰安婦関連の)記念館を設けなければならないが、謝罪する気のない日本が、そんなことをするはずがない。だから、韓国政府に記念館を設けてほしいと注文しているのだ。こんなことが繰り返されないようにするため」。
22日、国会・統一外交通商委員会が行なった外交通商部(外交部)への国政監査で、元日本軍従軍慰安婦だったキル・ウォンオック(77)氏が切実な心境を述べ、場内が粛然とした雰囲気になった。権永吉(クォン・ヨンギル)議員(民主労働党)の要請で、国政監査に証人として出席したキル氏は「余生も残り少ないが、恨みを晴らしたい。一言でも、心からの謝罪の言葉を聞きたい。皆様が助けてほしい」と、はっきりした語調で語った。