与党「開かれたウリ党」(ウリ党=「わが党」との意)の辛基南(シン・キナム)議長は11日、拡大幹部会議で「ある労働者の絶叫を忘れられない」と話した。民生を探訪するため、前日にソウル東大門区(トンデムング)の「バブポ(ご飯をよそう、との意)運動本部」を訪ねたときに会った日雇い労働者のことを語ったのだ。
「私に会いたいとしていたある労働者が、私に会った後、ご飯を食べられないまま悲しく泣いていた。建設の現場で働かなければならないが、最近、早朝から現場へ向かっても、仕事が得られない、ということだった。1日6000ウォン(約600円)の宿泊代を払えず、旅館から追い出されそうになっているという。その労働者は、頼むから働き口を作ってほしいとし、ぽろぽろと涙を流していた」。