最高裁判所全員合議部(主審・尹載植最高裁裁判官)は15日、良心の自由を理由に入隊を拒否した容疑(兵役法違反)で起訴された崔(チェ)被告(23)に対する上告審で「有罪が認められる」とし、懲役1年6カ月を言い渡した原審を確定した。
これにより、5月にソウル南部地方裁判所の李政烈(イ・ジョンリョル)判事が、軍への入隊を拒否した「エホバの証人」信者の呉(オ)被告らに無罪を言い渡した後、裁判所によってまちまちの判決が下されるなど、いわゆる「良心的」兵役拒否をめぐって物議を醸した事件も一段落しそうだ。 また、全国各地の裁判所で現在1・2審を係争中の約200件の「良心的兵役拒否裁判」も再開され、今回の最高裁判決の趣旨に沿って判決が言い渡される見通しだ。